2015年10月30日
夏原グラント2016年度募集説明会と相談会のお知らせ
環境保全活動助成事業「夏原グラント」2016年度の募集説明会と相談会のお知らせを公開いたしました。
来年度のご応募をご検討されているみなさま、お気軽に相談会(全体での説明、1時間弱)と相談会(個別で相談、30分)をご予約ください。
京都・滋賀県で全6会場開催いたしますので、ご都合のよい会場をお選びください。説明の内容は全会場同じです。
↓ 詳しくはこちらをアクセス!
▼夏原グラント 説明会と相談会詳細ページへ
来年度のご応募をご検討されているみなさま、お気軽に相談会(全体での説明、1時間弱)と相談会(個別で相談、30分)をご予約ください。
京都・滋賀県で全6会場開催いたしますので、ご都合のよい会場をお選びください。説明の内容は全会場同じです。
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2015年10月09日
JCBカードの利用可能になりました!
オンライン寄付に使えるカードがひとつ増えました!
10/9より「JCB」カードの利用が可能になりました。
今まで使えなかった方にも、ご寄付していただけます。
2015年台風18号災害被災地支援への寄付など、ご協力をよろしくお願いいたします!
■ご利用可能なカードブランド: VISA・MASTER・JCB
▼オンライン寄付はこちらからどうぞ! ※現在、オンライン寄付サイトのシステム移行中につきお使いいただけません。
※しがNPOセンターは認定を受けていますので、年間3000円以上の寄付をした場合、
確定申告をすれば寄付金の控除が受けられます!
10/9より「JCB」カードの利用が可能になりました。
今まで使えなかった方にも、ご寄付していただけます。
2015年台風18号災害被災地支援への寄付など、ご協力をよろしくお願いいたします!
■ご利用可能なカードブランド: VISA・MASTER・JCB
▼オンライン寄付はこちらからどうぞ! ※現在、オンライン寄付サイトのシステム移行中につきお使いいただけません。
※しがNPOセンターは認定を受けていますので、年間3000円以上の寄付をした場合、
確定申告をすれば寄付金の控除が受けられます!
2015年10月05日
【報告】協同シンポジウムin滋賀 「共生社会のあり方を考える」
10月3日(土)は、協同シンポジウムin滋賀 「共生社会のあり方を考える」でした。
お天気にも恵まれ、たくさんの方がご来場くださいました。途中からほぼ満席となりました。
主催者・近畿労働金庫滋賀地区統括本部と滋賀県生活協同組合連合会からのご挨拶。
続いて東京大学教授本田由紀さんによる基調講演・「もじれ」をどのようにときほぐすか。
戦後日本型循環モデルと名付けられた、産業・家庭・教育の一方通行の提供サイクルが破綻し、問題が大きくなってきていることや、高齢化などによる年長層から若者への圧力の増大、増加を続ける子どもの貧困率など、
現在の日本社会についてグラフや図でわかりやすく問題を浮き彫りにしてくださいました。
そして理想は、〈上からの「支援」〉ではなく、〈共に生きる対等な「仲間」〉という関係であることを
熱く訴えて締めくくってくださいました。
お話を伺って、本田さんの学問は社会の問題を解決するためのものなのだ、という思いを抱きました。
パネルディスカッションでは、
滋賀県生活協同組合連合会 専務理事の西山 実さん
近畿労働金庫 総合企画部地域共生推進室長の浦田 和久さん
あいとうふくしモール 事務局の丸山 紗千代さん
NPO法人D.Live 理事長の田中 洋輔さん
の4人の方にそれぞれの活動について、また問題点など
当センター代表理事の阿部 圭宏がコーディネーターとなり、お話を伺いました。
本田由紀さんはコメンテーターとして鋭く切り込む質問を投げかけられ、
いい意味で緊張感のあるディスカッションとなりました。
参加者の皆さんは長時間にもかかわらず熱心に講演とパネルディスカッションをお聞きくださり、本当にありがとうございました。
お天気にも恵まれ、たくさんの方がご来場くださいました。途中からほぼ満席となりました。
主催者・近畿労働金庫滋賀地区統括本部と滋賀県生活協同組合連合会からのご挨拶。
続いて東京大学教授本田由紀さんによる基調講演・「もじれ」をどのようにときほぐすか。
戦後日本型循環モデルと名付けられた、産業・家庭・教育の一方通行の提供サイクルが破綻し、問題が大きくなってきていることや、高齢化などによる年長層から若者への圧力の増大、増加を続ける子どもの貧困率など、
現在の日本社会についてグラフや図でわかりやすく問題を浮き彫りにしてくださいました。
そして理想は、〈上からの「支援」〉ではなく、〈共に生きる対等な「仲間」〉という関係であることを
熱く訴えて締めくくってくださいました。
お話を伺って、本田さんの学問は社会の問題を解決するためのものなのだ、という思いを抱きました。
パネルディスカッションでは、
滋賀県生活協同組合連合会 専務理事の西山 実さん
近畿労働金庫 総合企画部地域共生推進室長の浦田 和久さん
あいとうふくしモール 事務局の丸山 紗千代さん
NPO法人D.Live 理事長の田中 洋輔さん
の4人の方にそれぞれの活動について、また問題点など
当センター代表理事の阿部 圭宏がコーディネーターとなり、お話を伺いました。
本田由紀さんはコメンテーターとして鋭く切り込む質問を投げかけられ、
いい意味で緊張感のあるディスカッションとなりました。
参加者の皆さんは長時間にもかかわらず熱心に講演とパネルディスカッションをお聞きくださり、本当にありがとうございました。
Posted by しがNPOセンター at
11:57
│しがNPOセンターの事業
2015年10月05日
安保法制に対置する
しがNPOセンター 代表理事
阿部圭宏
多くの人々が反対し、違憲だと言われてきた安保法制が強行採決により可決された。SEALDsに代表される学生をはじめとして、全国で数多くの市民による反対デモが行われた。こうしたデモは、日本における民主主義の今後の可能性を示したものと言える。国会の審議を通じて、憲法違反やそもそも法制化する意味合いの不確かさが浮き彫りになったにも関わらず、大手マスメディアの多くは、ほとんど御用マスコミと思われるような報道を垂れ流した。本来のマスメディアの役割は、知る権利を市民に保証し、権力者が暴走しないように市民が監視するのを手助けする装置のはずだが、現実はそうなっていないことをもっと我々は自覚する必要がある。
そこで、今の政治体制、安保法制を考える上で、ぜひ、読んでおきたい本を紹介したい。
まず、白井聡『永続敗戦論』である。発売以来、版を重ねるベストセラーで、石橋湛山賞などを受賞している。白井は、第2次大戦の「敗戦」を「終戦」と言い換えることが今も続いており、その欺瞞が結果として対米従属という姿勢に表れていると言う。安倍政権が安保法制化を急いだ理由は、この本を読むとよく分かる。
安倍政治の根幹に踏み込んだのが、山崎雅弘『戦前回帰〜「大日本病」の再発』である。
山崎は、戦前の最大の問題は、「国家神道体制」と「国体明徴運動」だと言う。昭和初期から敗戦に至るまで国家神道の精神が支配した。これは、明治からではなく、美濃部達吉の天皇機関説事件が重大な転機となっており、国際明徴運動も重なって、個人の否定、論理的思考の否定となっていった。こうした戦前・戦中の思考の復活を願う神社本庁、日本会議、安倍政権の関係性も本書では踏み込んで書かれている。
集団的自衛権そのものを勉強するには、木村草太『集団的自衛権はなぜ違憲なのか』が分かりやすい。憲法学者の木村は、衆議院特別委員会の中央公聴会公述人としても意見を述べている。本書では、安保法制懇や閣議決定の内容もしっかりと説明されている。閣議決定をしっかり読み込めば、個別自衛権の範囲を超えた集団的自衛権の行使は違憲であると明言する。本書には國分功一郎も登場して、立憲主義と民主主義の緊張関係についても議論されている。
今の政治状況を読み解くには、中野晃一『右傾化する日本政治』がおもしろい。中野は、日本政治が限定的な揺り戻しを挟みながら、30年に渡って右傾化し、その特徴は、新自由主義と国家主義の組み合わせによって形成されてきたと言う。こうした現在につながる右傾化の流れを担う勢力を新右派連合と名付け、自由と民主の危機を説く。小選挙区制の廃止やリベラル左派連合の再生など、道は厳しいが負けられない闘いは始まっていると締めくくられている。
書店を覗くと、どぎついタイトルがつき、ド派手な装丁をした本が目立つようになってきた。日本や日本人を礼賛する本も増えている。こういう時代だからこそ、冷静に本を選んで読みたい。今回取り上げた書籍以外にも、多くの良書がある。同調圧力に負けない個人の考えをしっかりと持ち、この難局に立ち向かっていくしかない。
最後に、これだけはぜひ言いたい。安保法制に賛成した反知性主義とも言うべき国会議員の名をしっかりと覚えておこう。
阿部圭宏
多くの人々が反対し、違憲だと言われてきた安保法制が強行採決により可決された。SEALDsに代表される学生をはじめとして、全国で数多くの市民による反対デモが行われた。こうしたデモは、日本における民主主義の今後の可能性を示したものと言える。国会の審議を通じて、憲法違反やそもそも法制化する意味合いの不確かさが浮き彫りになったにも関わらず、大手マスメディアの多くは、ほとんど御用マスコミと思われるような報道を垂れ流した。本来のマスメディアの役割は、知る権利を市民に保証し、権力者が暴走しないように市民が監視するのを手助けする装置のはずだが、現実はそうなっていないことをもっと我々は自覚する必要がある。
そこで、今の政治体制、安保法制を考える上で、ぜひ、読んでおきたい本を紹介したい。
まず、白井聡『永続敗戦論』である。発売以来、版を重ねるベストセラーで、石橋湛山賞などを受賞している。白井は、第2次大戦の「敗戦」を「終戦」と言い換えることが今も続いており、その欺瞞が結果として対米従属という姿勢に表れていると言う。安倍政権が安保法制化を急いだ理由は、この本を読むとよく分かる。
安倍政治の根幹に踏み込んだのが、山崎雅弘『戦前回帰〜「大日本病」の再発』である。
山崎は、戦前の最大の問題は、「国家神道体制」と「国体明徴運動」だと言う。昭和初期から敗戦に至るまで国家神道の精神が支配した。これは、明治からではなく、美濃部達吉の天皇機関説事件が重大な転機となっており、国際明徴運動も重なって、個人の否定、論理的思考の否定となっていった。こうした戦前・戦中の思考の復活を願う神社本庁、日本会議、安倍政権の関係性も本書では踏み込んで書かれている。
集団的自衛権そのものを勉強するには、木村草太『集団的自衛権はなぜ違憲なのか』が分かりやすい。憲法学者の木村は、衆議院特別委員会の中央公聴会公述人としても意見を述べている。本書では、安保法制懇や閣議決定の内容もしっかりと説明されている。閣議決定をしっかり読み込めば、個別自衛権の範囲を超えた集団的自衛権の行使は違憲であると明言する。本書には國分功一郎も登場して、立憲主義と民主主義の緊張関係についても議論されている。
今の政治状況を読み解くには、中野晃一『右傾化する日本政治』がおもしろい。中野は、日本政治が限定的な揺り戻しを挟みながら、30年に渡って右傾化し、その特徴は、新自由主義と国家主義の組み合わせによって形成されてきたと言う。こうした現在につながる右傾化の流れを担う勢力を新右派連合と名付け、自由と民主の危機を説く。小選挙区制の廃止やリベラル左派連合の再生など、道は厳しいが負けられない闘いは始まっていると締めくくられている。
書店を覗くと、どぎついタイトルがつき、ド派手な装丁をした本が目立つようになってきた。日本や日本人を礼賛する本も増えている。こういう時代だからこそ、冷静に本を選んで読みたい。今回取り上げた書籍以外にも、多くの良書がある。同調圧力に負けない個人の考えをしっかりと持ち、この難局に立ち向かっていくしかない。
最後に、これだけはぜひ言いたい。安保法制に賛成した反知性主義とも言うべき国会議員の名をしっかりと覚えておこう。
Posted by しがNPOセンター at
10:14
│シリーズ【阿部コラム】
2015年10月01日
2015年台風18号等による水害被災者支援募金開始しました
(写真:茨城NPOセンター・コモンズ 横田能洋代表理事による報告より)
このたびの関東・東北地方を襲った大雨により、大きな被害が出ています。その中で一番大きな被害が出ている茨城県常総市を、しがNPOセンターは寄付で応援することとしました。
常総市を流れる鬼怒川の防波堤の決壊により、家屋が倒壊・浸水し、心身ともに大変な避難生活を余儀なくされている方も数多くいらっしゃいます。復興まではまだ時間がかかります。
しがNPOセンターは、茨城NPOセンター・コモンズが運営する「いばらき未来基金」の常総地域の水害被災者支援活動への「juntos(一緒に)」募金に協力します。
ぜひ、みなさまの温かいご支援、よろしくお願いします。
いただいたご寄付は、全額「いばらき未来基金」の「juntos募金」に送金いたします。「juntos(一緒に)」への募金協力の期間は2015年末までと考えています。
しがNPOセンターは認定を受けているので年間3,000円以上の寄付をされた場合、確定申告をすれば寄付金の控除が受けられます!
●募金方法
※インターネットによるオンライン寄付システム移行中につき、現在寄付と会費はオンラインでの手続きができません。ご不便をおかけしますが、今しばらくお待ちください。
ゆうちょ銀行振替口座へのお振込み
番号:00950-5-171399
名称:しがNPOセンター
※ 通信欄に「災害支援」とご記入ください。
銀行口座へのお振込み
・滋賀銀行
本店営業部 普通 474634
名義:特定非営利活動法人しがNPOセンター
トクヒ)シガエヌピーオーセンター
・近畿ろうきん
大津支店(店番号542) 普通(一般口座)2753387
口座名 特定非営利活動法人しがNPOセンター
※ ただし銀行へのお振込の場合は、ご本人様確認ができませんので、eメールまたはお電話で、お名前、ご住所をお知らせください。
TEL:0748-34-4033
eメール:shiga.npo@gmail.com