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Posted by 滋賀咲くブログ at

2016年02月17日

トライアル「新書de読書会」

しがNPOセンターでは、2016年度より「新書de読書会」を始めます。
そこで、まず本格運営前のトライアルを行います。
興味・関心をお持ちの方、ぜひご参加ください。

課題本:地方創生の正体 なぜ地域政策は失敗するのか
             著者:山下祐介/金井利之   出版:筑摩書房

■開催日時と場所
 2016年3月15日(火)19時~20時30分
 大津市市民活動センター 中会議室


■参加のルール
①課題本をご持参ください。読み切っていなくても結構です。
②積極的に発言しましょう。
③意見への反論はOK、でも否定や誹謗中傷などはNG。
④読書会中の画像をネット上への公開する場合、参加者へ了解をとりましょう。

■進め方
 しがNPOセンターの代表理事・阿部圭宏が進行します。
 本全体の感想やキーワードを深めての議論を予定しています。
 進行については試行的ですので、その点、ご了解ください。

■参加費
 500円

■参加申込み
 参加を希望される方は準備の都合等がありますので、下記をメールにてお知らせください。
 申し込みがなくても、当日飛び入り参加OKです。
  1・参加者名、所属
  2・連絡先(当日連絡がとれる携帯電話番号などをお教えください)
 
■お問い合わせ・申込先
  認定特定非営利活動法人しがNPOセンター
  TEL&FAX  0748-34-3033
  E-mail  shiga.npo@gmail.com
  


Posted by しがNPOセンター at 14:19NPOサロン

2016年02月03日

選挙制度

           しがNPOセンター 代表理事
                                 阿部圭宏


 大津市長選が終わった。投票率を見ると47.97%で、過去5回の選挙の中では最も高い数字となったものの、5割に満たないという何とも情けない状況だ。最近の大津市での投票率を見てみると、昨年の大津市議選の投票率は45.0%、県議選では44.8%と低調が続く。その前の衆議院選では53.88%と5割を何とか超えた。

 衆議院選の場合は、小選挙区比例代表並立制がとられていて、地方選と比べると特殊ではあるものの、政党間の政策の違いが出て争点が分かりやすく、有権者の関心を引きやすいと言えるので、投票率は、まだ高めに推移している。

 では、地方選の場合はどうか。首長選であっても、多くの場合、選挙が争点化されにくく、また、選挙期間が短いこともあって、投票率が低いことが多い。マスコミも選挙期間になってやっと報道することが多く、しかも新聞の地方版か地方紙が取り上げるだけで、テレビやラジオでの選挙報道はほとんど行われていないとも言える。それに加え、よくあるパターンが「特に争点はない」という報道である。少なくともこうした報道がなされるだけで、選挙に対する有権者の関心は確実に低くなる。

 それでも市長選の場合は、1人を選ぶものなので有権者から見て分かりやすいが、深刻なのは議員選挙である。県議の大津市選挙区では定数が10人なので、これは何とか選べそうな人数だが、大津市議選に至っては、議員定数38人で、しかも候補者数は50人にもなった。立候補者の掲示板を見ても、選挙公報を見ても判断できるはずもなく、選挙に行こうと呼びかける選挙管理員会の広報車がむなしく感じたのは筆者だけではないだろう。

 選挙は、本来、候補者の選挙公約にその人となりを加えて、比較考量しながら有権者がじっくりと判断すべきものと思う。ということからすれば、公職選挙法があまりにも規制をしすぎていて、有権者の選択の判断に貢献していないでなく、選挙の面白さ自体も失わせていると言えるだろう。

 まずは、選挙活動の制限をなくすとともに、選挙期間の延長を図ることが必要だ。選挙活動の制限は、金をかけないためだと言われているが、お金をかけないでも、立会演説会の復活、戸別訪問の解禁など、取り組めることが多くある。もう一つ、選挙期間であるが、知事選は17日間あるものの、県議選は9日間、大津市長選・大津市議選は7日間と短い。もっと選挙期間を延ばして、候補者が政策を戦わせるようにすれば、有権者の関心は確実に高まるだろう。

 さらに大切なことは、地方議会の選挙制度改革である。少なくとも、先ほどの大津市の事例を出すまでもなく、有効な制度改正を望みたい。衆議院や参議院の選挙制度改革は、国会自らが担っているが、地方議会の選挙制度改正に国会議員が熱心だと聞いたことがない。地方を大切にしない国会議員には困ったものだが、このような制度に地方議員が満足しているようでは地方の未来はない。地方から選挙制度改正のムーブメントを起こせないだろうか。

  


Posted by しがNPOセンター at 10:12シリーズ【阿部コラム】