このバナーをクリックすると、近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度を利用した被災地支援ボランティア事業の一覧を見ることができます。大阪ボランティア協会のサイトへ飛びます


プロフィール
しがNPOセンター
しがNPOセンター
認定特定非営利活動法人

し が N P O セ ン タ ー

近江八幡市桜宮町207-3

 K&Sビル3F

 TEL:0748-34-3033 
 FAX:020-4664-3933
 E-mail:shiga.npo@gmail.com
QRコード
QRCODE
何でも相談のページへリンク

2012年12月16日

「子育て研究会」 こんこん山訪問記

11月18日、夏原グラント採択団体「子育て研究会」の活動訪問で、栗東の(通称)こんこん山のナラの木の伐採に立ち会わせていただきました。
「子育て研究会」 こんこん山訪問記
こんこん山は民家から近い身近な里山で、ため池、小さな田んぼなど山の生活が体験できます。サクラ、しょうぶ、モリアオガエルの卵など、自然は豊富です。

伐採されるコナラの大木は、 「子育て研究会」の子どもたちのこんこん山の森遊びでの中心ともなっていましたが、ナラ枯れの被害に遭い今年の春に完全に枯れてしまいました。

放っておくと、大きな木なので子どもたちが遊んでいるときに、枝が落ちたりします。切り倒してその後、子どもたちと実から種を育てまた植える、というお話でした。

まず集合。グループごとに名前をよびます。みんな「元気です」と大きな声が返ります。

「子育て研究会」 こんこん山訪問記
             【集合】

「子育て研究会」の子どもたちは、いつもはここで森遊びをしています。広場にはツリーハウスもあります。これは10年ちょっとたって古くなっていますが、まだまだ使えます。

「子育て研究会」 こんこん山訪問記
             【ツリーハウス】

山の木々には子どもたちがつくったカラフルな巣箱がつけられていて、子どもたちは、春にどんな鳥がくるのか楽しみにしています。

「子育て研究会」 こんこん山訪問記
             【子どもたちが作った巣箱】

このコナラの大木はツリーイングに使っていました。ロープをもって自力で木に登る体験をしてきて、できなかった子どもたちも徐々に自信をつけてきた、そんなお世話になった木です。

「子育て研究会」 こんこん山訪問記
             【切り倒されるナラの大木】

まずは、お世話になった木への感謝の会がありました。「ありがとうございました!」「さようなら!」と言う声が響いていました。

子どもたちが大事にしてきた木で、ベンチとか子どもたちの工作の材料などに活用したい。悲しいけど形あるもの、命あるものは、必ず寿命があることを子どもたちにも知らせたい。との主催者のみなさまの思いが見事に子どもたちに伝わっていました。

「子育て研究会」 こんこん山訪問記
             【木を切る】

木を切り倒します。両方からチェーンソーで切り込みをいれます。こんこん山にはチェンソーの音だけが響き渡り、大人も子どもも息を飲み込みながら見つめています。何度かロープで引っ張ると、大きな音を立てて倒れました。思わず耳をふさぐ子どもたち。

「子育て研究会」 こんこん山訪問記
「子育て研究会」 こんこん山訪問記
             【倒れた!】

倒れた場所に行ってみると・・・すっかり枝先まで枯れていました。みんなで、枝の後始末をしました。手で簡単に折れるくらい、枯れきっていました。あっというまに、片付きました

「子育て研究会」 こんこん山訪問記
             【倒れた木と切り株】

「子育て研究会」 こんこん山訪問記
             【片付け】

この木は何歳だったの?みんなで年輪を数えてみると55歳くらいでした。木の寿命からするとまだまだ若いのに・・・・ナラ枯れの原因らしい虫も見せてもらいました。

「子育て研究会」 こんこん山訪問記
             【年輪】

午後からはクラフトなので、子ども達が慣れた手つきで自分の分の材料の枝をのこぎりで切り落していました。

「子育て研究会」 こんこん山訪問記
             【のこぎり】

お昼は、みんなでおにぎりを握りました。少し寒かったけれど、木もれ日もさして気持ちがよかったです。

「子育て研究会」 こんこん山訪問記
             【おにぎりづくり】

工作は、モニュメントをつくりました。見つけた材料でお気に入りの作品ができました。

「子育て研究会」 こんこん山訪問記
             【工作の説明】

「子育て研究会」 こんこん山訪問記
             【できた作品】

こういった場所を提供してくれる山主さん、山の保全に協力してくれる地元の方々、そして環境、アートなどの専門的な指導者との連携、参加の子どもたちやその保護者の方々、そして子どもたちをうまくリードし見守る研究会のスタッフのみなさん。「子育て研究会」の周囲にはたくさんの方々の姿が見えました。これからの活動からも目が離せません。

「子育て研究会」 こんこん山訪問記

みなさま、ありがとうございました。





同じカテゴリー(夏原グラント)の記事画像
2団体の活動レポートを公開しました!
夏原グラント  現場訪問記事アップ kikito、いきもの多様性研究所
夏原グラント ご応募受付中です
湖北古民家再生ネットワーク 訪問記事アップ
特定非営利活動法人 妙理の里 訪問記事アップ
しがの里山や川を美しくする会 訪問記事アップしました
同じカテゴリー(夏原グラント)の記事
 夏原グラント環境保全活動団体交流会のお知らせ (2019-06-21 09:24)
 環境活動交流会2016 (2016-11-02 11:38)
 市民環境講座のお知らせ (2016-08-01 15:57)
 夏原グラント2016年度募集説明会と相談会のお知らせ (2015-10-30 17:07)
 夏原グラント2015 環境保全講座のお知らせ (2015-05-18 11:29)


Posted by しがNPOセンター at 21:15 │夏原グラント